数寄屋造りの屋敷をそなえる林泉回遊式庭園。江戸時代初期から中期を代表する名園で、戦前から専門家による調査がなされ学術的に高い評価を得ていました。福井空襲により建造物は焼失しましたが、庭園は残されたため、1982年に「良く旧態を残した優秀な庭園である」として国の名勝に指定されます。
「御泉水指図」や戦前の調査時の古写真を参考に、石材などの材料や越前の庭の様式などの歴史を学びながら大変貴重な経験となった復元工事です。
　かつての藩主と同じ視線の高さで屋敷からゆったりと庭を眺めてください。

完成　平成5年（1993）